意外と簡単!?革製品のメンテナンス

革製品と言えば”経年変化”、より良く変化させるにはどうすれば良いのか?

それはズバリ、日頃のメンテナンス!

でもメンテナンスって聞くと

オイルやクリームの塗布…難しそう…。そんなイメージはありませんか?

今回はそんな革製品のメンテナンス方法の概念が覆るような

時間のかからない、超簡単なメンテナンス方法をお教えします!


目次


1.メンテナンスって何のすれば良いの?

オイルやクリームを塗る必要はありません

メンテナンスはブラッシングだけでOK!

ブラッシングをしてあげることで、革の表面、内部に入り込んだ汚れやほこりを

かき出して払ってあげます。

日頃のメンテナンスはこれだけで十分なんです。

2.必要な道具

ブラッシングに必要なのは、その名の通りブラシです。

革製品用のブラシは基本的なもので2種類あるので、新しく買う際は注意して!

ここで言う、汚れやほこりを払う為のブラシは

馬毛のブラシ 

ちなみにもう1種類のブラシは”豚毛”のブラシ

馬毛のブラシは豚毛と比べると、柔らかく、毛足が短いのが特徴です。

ちなみに、豚毛のブラシのオイルやクリームを使ったメンテナンスで使います。

革靴のメンテナンスでは必須ですね

大きさはさまざまです、そんなに大きくなくて良いですね

自分の手の大きさに合ったものを選ぶのが良いでしょう

←馬毛ブラシ 豚毛ブラシ→

3.メンテナンスの仕方

馬毛のブラシを使って、対象の革製品をブラッシング!

これだけ(笑)

イメージとしては、革の表面はもちろん、内部の汚れをかき出すかんじです

革の種類にもよりますが、シボ(シワ)がある革であれば

シボの中に汚れもたまるので、一定方向だけでなく、様々な方向からブラッシングするのがポイント!

お財布であれば、内部も同様にブラッシングしてあげてください

ブラシが入るところまでで大丈夫

4.メンテナンスの頻度

やはり理想は毎日ですが

思い出した時に、ササッとやってもらうのが良いですね

1か月に1回が現実的かなと(笑)

思い立ったらブラッシングする

ぐらいのかんじでもOK!

5.メンテナンスしないとダメなの?

メンテナンスしないと革製品がダメになる!

革への愛が足りていない!

なんてことはありませんので、ご安心ください

KLWで使用している革はイタリアンレザーで、オイルがしっかりと含まれている革なので

ぶっちゃけ、メンテナンスしなくても十分良い経年変化をしてくれます

ブラッシングをせず、すこし薄汚れた感じもまたかっこいい…

人によって革製品の”美しい”のとらえ方が違います

オーナーさん好みの革製品へ育てていってください

ブラッシングは自分好みの革製品に育てる為の、一つの手段です

とは言え

雨に濡れたなど、水に関係するトラブルがあった場合はメンテナンス必須です

水分が絡むと、経年変化ではなく

”劣化”してしまいますので、ご注意ください。

6.オイル・クリームを使う時

日頃のメンテナンスはブラッシングだけで十分ですが

革がパサパサしている時、カサカサしている時

そんな時に、オイルやクリームを使ったメンテナンスが必要です

考えとしては、人間の肌と同じですね

乾燥していたら、保湿クリームを塗る

そんな単純なイメージで大丈夫です。

今の時期であれば、革製品ががっつり日焼けしてしまったら

革内部のオイルがとんでしまうので、革がカサついてしまう

オイルやクリームを使ったメンテナンスをする

そんな流れです。

普段から人の手に触れるお財布などは、手から人の油が知らず知らずのうちに塗布されているので

オイルやクリームを使う必要はない

という理由ですね

クリームを使ったメンテナンス方法は、また別で解説します。


いかがだったでしょうか

革製品のメンテナンス簡単でしょ?

馬毛のブラシがあれば十分

気が向いた時にでも、ブラッシングしてあげてください。

レザーライフ楽しんでくださーい!